ゆうやけ

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まどろみの中で(エクバツ)

エクバツなのになんかおかしい。

また変わった操られネタ。

読んだ小説の影響は恐ろしいね!

早くらぶらぶさせたいね!

 

 

 
「ふあ……ここは?」
身を起こせば、一面に広がる花畑そしてぽかぽか陽気。
何故かそんな場所で寝ていた。
昨夜はベッドで寝ていたはずなのにどうしてここに、そして誰が連れてきたのだろうか。
ふと足音がして振り向けば、白く染まった全身鎧の者が見えた。

その者の身体を見ただけで、なぜだか彼は身体が震えた。
「起きたようだな」
「はい……」
何故か返答が畏まってしまった。
好きな相手なのに無理やり引き寄せる感覚がする、とバッツは思った。
「あのここは…」
質問しようにもこうなる。何故見知らぬような態度を取らねばならないのだろうか。

「お前が考える必要は無い。ただ私に身を委ねていれば良い」
こんな上から目線な態度は相変わらずだが少し違う。
好きな相手なのに自由になれないもどかしさと相手に対する違和感があった。
「そう、ですね」
最初から否定したくはないが答えは肯定しか用意されていなかった。

 

やがて自然と立ち上がっては歩いて、相手に抱きついた。
「これからもずっと、貴方のそばに―――」
言い終わる前に次第に意識は遠ざかっていった。